リーガ・エスパニョーラ第1節が16日に行われ、アスレティック・ビルバオとバルセロナが対戦した。

 2019-20シーズンのリーガ・エスパニョーラが、2連覇王者バルセロナと昨シーズン8位のアスレティック・ビルバオの一戦で幕を明けた。
エースのリオネル・メッシを負傷で欠くバルセロナはなかなか決定機を作れず、32分になってペナルティエリア内に残っていたルイス・スアレスが、相手のバックパスに反応してターンしながら左足を振り抜いたが、これは左ポストに弾き返された。

 その直後、右足を痛めたスアレスは自ら交代を要求。負傷交代を余儀なくされて、代わりにラフィーニャが投入された。44分にはラフィーニャがエリア手前右から強烈なミドルシュートを放ったが、これはGKの好セーブとクロスバーに阻まれた。

 後半に入ってバルセロナは、52分にラフィーニャがエリア内左からシュート、70分にはイヴァン・ラキティッチがエリア内のこぼれ球をダイレクトで叩いたが、どちらも得点には結びつかなかった。

 試合が動いたのは89分。
1分前に途中出場したアリツ・アドゥリスが右サイドからのクロスを豪快なジャンピングボレーでゴール右隅に叩き込み、ビルバオに劇的な決勝点をもたらした。バルセロナは攻撃陣が不発に終わり、11シーズンぶりに黒星スタートを喫した。

 次節、バルセロナは25日にホームでベティスと、アスレティック・ビルバオは24日にアウェイでヘタフェと対戦する。

【スコア】
アスレティック・ビルバオ 1-0 バルセロナ

【得点者】
1-0 89分 アリツ・アドゥリス(ビルバオ)

【スターティングメンバー】
アスレティック・ビルバオ(4-2-3-1)
U・シモン;カパ、ヌネス、イェライ、ベルチチェ;U・ロペス(81分 エチェバリア)、D・ガルシア;デ・マルコス(66分 サンセット)、R・ガルシア、ムニアイン;ウィリアムス(88分 アドゥリス)

バルセロナ(4-3-3)
テア・シュテーゲン;N・セメド、ピケ、ラングレ、J・アルバ;S・ロベルト(76分
C・ペレス)、デ・ヨング、アレニャ(46分 ラキティッチ);デンベレ、スアレス(37分 ラフィーニャ)、グリーズマン