来年1月9日にいよいよ発表されるFIFAバロンドール(世界年間最優秀選手賞)について、かつてバルセロナでプレーした元フランス代表MFエマニュエル・プティ氏が、レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの受賞を支持した。

 プティ氏はまず、同賞の最終候補3名にノミネートされているバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシおよびスペイン代表MFシャビ・エルナンデスを称賛しながらも、C・ロナウドが最も受賞にふさわしいとの見解を示した。


「シャビもメッシも並外れた才能の持ち主だ。バルセロナのプレーは必ず彼らを通して行われると言っても過言ではない。シャビは中盤をオーガナイズするポジションを再定義した。一方、メッシはプレイステーションに出てくるような選手だ。とはいえ、私はバロンドールにはクリスティアーノ・ロナウドを推す。レアル・マドリードはバルセロナに比べてプレーが少しぎくしゃくしているにも関わらず、彼は素晴らしい結果を出し続けている」

 アーセナルやチェルシーでもプレーした経験を持つプティ氏はまた、マンチェスター・Uでもレアル・マドリードでも成功を収めているC・ロナウドの実績や能力を高く評価した。


「クリスティアーノ・ロナウドは、これまで常に自身の責任を全うしてきた。イングランドで“キング”になってからも、レアル・マドリードでの新しい挑戦に 向かうことを躊躇しなかった。私はメッシに対しても、クリスティアーノ・ロナウドと同様に可能な限り高いレベルに到達して欲しいと願っている。とはいえ、 クリスティアーノ・ロナウドの方がメッシよりも特筆すべき能力が多岐に渡っていると思う」

[写真]=ムツ カワモリ