安倍晋三さんは、よほど「逆賊」として日本の歴史に名を残したいのか?/倉山満

安倍晋三さんは、よほど「逆賊」として日本の歴史に名を残したいのか?/倉山満
1月4日、伊勢神宮の参拝を終え、年頭の記者会見をする安倍晋三首相。本会見で、新元号の事前公表が表明された。史上初となる改元の事前公表の真意とは?(写真/時事通信社)
― 連載「倉山満の言論ストロングスタイル」―

◆安倍晋三さんは、よほど「逆賊」として日本の歴史に名を残したいのか?

 これまでの「憲政史研究者」の肩書に加え、「皇室史学者」を名乗ることにしました。今後とも、よろしくお引き立てのほどをお願いいたします。

 さて、新年早々、安倍内閣がやらかしてくれた。毎年元旦の新聞はスクープを争うものだが、今年は「安倍内閣が4月1日に改元の事前公表を行う」だった。

 昨年以来、あれほど警告したのに……。安倍晋三さんは、よほど「逆賊」として日本の歴史に名を残したいのか。

 皇室に関する本を2冊出している者として、はっきり言っておく。皇室では、先例が吉、新儀は不吉なのである。なぜそうなのかは、小著『日本一やさしい天皇の講座』(扶桑社、平成29年)で詳述しておいたが、皇室はそういう伝統を積み上げてきたのだ。我が国で何かが起きた時には、公称2679年続く歴史の中に先例を探す。ただ無条件に先例に従うのではなく、「吉例」を探すのだ。

 たとえば、明治維新は一見して新儀だらけだ。しかし、王政復古の大号令にあたり、「神武創業の精神」を宣言した。初代天皇である神武天皇の先例にならう、との意味である。

 長い歴史を持つ我が国には、いかなる苦難をも乗り越えられる歴史の知恵が眠っているのだ。

 一昨年、SPA!6月20日号において、皇室の歴史に名を残した者を列挙した。蘇我入鹿、恵美押勝(えみのおしかつ)、道鏡、足利義満……皇室を蔑ろにした、いずれ劣らぬ大悪人たちである。そして、そこに「安倍晋三」も名を連ねてしまった。「上皇后」の新儀をやらかしたからだ。安倍内閣は、伝統に基づく「皇太后」の尊称を放棄した。しかもご丁寧に、「上皇后」の規定を「皇太后の例にならう」とした。だったら、なぜ先例に基づく「皇太后」の尊称を放棄し「上皇后」の新儀を導入したのか。理解に苦しむ。...続きを読む

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