敬意なき御朱印集めは無意味 神社の価値は体験

記事まとめ

  • 新元号の記された御朱印を求めて、各地の神社に人が押しかけたニュースが話題になった。
  • ブームによって御朱印を転売したり、転売された御朱印を購入する人が現れ、浅草神社は三社祭りの頒布を見送る発表をした。
  • 御朱印やおみくじがヒントになるのは自分が敬意を払うからこそであり、神社に自分で足を運ばなければ意味がない。

敬意がないのに御朱印を集めても意味がない

敬意がないのに御朱印を集めても意味がない
いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第102回

 新元号の記された御朱印を求めて、各地の神社にたくさんの人が押しかけたニュースが話題になりました。伊勢神宮では2時間待ち、明治神宮では10時間待ちの長蛇の列になったそうです。私の近所の神社も敷地を囲むように行列ができていました。

 しかしそうしたブームによって、神社に敬意を払わない不心得者も目立つようになりました。御朱印を転売したり、転売された御朱印を購入する人が現れたのです。頒布の際のマナー違反もあって、浅草神社は三社祭りの頒布を見送る発表をしました。

 これはアイドルのライブチケットや、新作ゲーム機の転売と同じ構図です。神社の御朱印に限らず、購入者が販売者に敬意を払わないと、つまらない仕組みが増えたり、商品やサービス自体がなくなったりします。

 そもそも神社は自分で足を運ばなければ、ほとんど意味がありません。神社の価値は体験です。神社に流れる神聖な雰囲気に触れて、日常生活ではできないような一念発起をするから意味があります。

 先日、神社でおみくじを引いたら、「ながむれば、ながむる花のあるものを、むなしき枝に、うぐいすのなく」という和歌が記されていました。

 眺めれば、眺められる花が咲いているのに、花の咲いていない枝で、うぐいすが鳴いている。私はこのうぐいすに自分を重ね合わせて、花の咲いている枝を探そうと思いました。ちょうど価値観の転換を迫られていたところだったので、とても良いヒントになりました。

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