がんからインフルエンザまで、トンデモ医療で商売する医師たち

がんからインフルエンザまで、トンデモ医療で商売する医師たち
 ネット上から健康情報番組まで、世にあふれる「トンデモ医療」情報。それらを正すべく、ネット等で情報発信する医師たちが登場している。

 病理医で薬剤師でもある峰宗太郎先生も、SNSブログで正しい医療情報を発信している。峰先生は今、ウイルス学と病理学の研究のために米国国立衛生研究所(NIH) に勤務し、世界の医療のスタンダードにも詳しい。峰先生に、トンデモ医療について話を聞いた。

◆トンデモ医療を商売にするトンデモ医師たち

――峰先生が気になっている「トンデモ医療」にはどんなものがありますか?

峰宗太郎先生(以下、峰)「最も多いのは、がん治療に関するものです。どんなものがあるかというと、明治大学の科学コミュニケーション研究所が運営している Gijika.comという、エセ科学・エセ医学を評価しているサイトに詳しいです。

 ここの代替療法の項目には、デトックス、O-リングテスト、がんもどき(がん放置療法)、ホメオパシーなどが出ています。こういった治療法はほとんどが「トンデモ医療」ですね。その他に、メタトロンという意味のわからない機械や、純金の棒で患者をなでる「ごしんじょう療法」、がんに大量ビタミンCを投与する療法などもあります。

 今あげたこれらのトンデモ医療の特徴は、いずれも医師がやっている場合が多いことです。つまりトンデモ医療をトンデモクリニックで行ってビジネスをしているのですね。こういった治療をしても病気は悪化しますので、最終的には患者さんが死んでしまうか、まともな病院に紹介することになります。最終的には患者さんは亡くなることが多いので、こういったトンデモ医療を訴える人が少ないのです。かなり悪質なものと言えます。

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