日本最古のカツカレー? 下町に知られざる元祖の店があった

記事まとめ

  • 日本人の大発明とも言えるカツカレーは元祖を謳う店が複数あり、群雄割拠の様相を呈している。
  • そこに一石を投じる店が台東区入谷の、とんかつ屋「河金」だ。
  • 大正7年の創業時から提供している「河金丼」、カツカレーと名付けなかったために元祖の座を譲ってはいるが、もっとも古い歴史をもつカツカレーである。

日本最古のカツカレーはどこか? 知られざる元祖の店があった

日本最古のカツカレーはどこか? 知られざる元祖の店があった
スプーンではなくフォークで食す
 今や日本の国民食といっても過言ではないカレー。元々は、インドで香辛料をふんだんに使った料理を指す言葉だった。ちなみにカレー=インドというイメージを持つ人も多いだろうが、実はかつて、インドはイギリス統治下にあったため、はじめはイギリス料理として入ってきている。

 明治時代にイギリスから入ってきたカレーに小麦粉を加えてとろみをつけたものがカレーライスとして日本中に広まり、日本特有のさまざまなアレンジが加えられ現在に至っており、カレーパンやカレーうどんなどの、日本発祥のメニューも数多く誕生している。なかでも、長年にわたって定番的人気を誇るカツカレーは、まさに日本人の大発明とも言えるものだ。

◆カツカレーの元祖を謳う店が複数ある

 そんなカツカレーを最初に販売したのは一体誰なのか。これには諸説があり、それぞれの店が現在も「元祖」をうたっている。

 神保町には1960年創業の元祖カツカレーを謳う人気店「キッチン南海」があったり、大阪の難波にも1959年に創業した「元祖とんかつカレー カツヤ」という店がある。

 もっとも広まっている説としては、銀座にある洋食店「グリルスイス」が1948年にはじめて提供を始めたというもの。プロ野球読売巨人軍のスター選手だった千葉繁氏が「とんかつとカレーを別々に注文するのが面倒だ」といったのが始まりという逸話とともに広く知られているが、最古カツカレーをめぐる論争は群雄割拠の様相を呈している。

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