出世できなかった40代の会社員が今すべきこと/江上剛×大江英樹

出世できなかった40代の会社員が今すべきこと/江上剛×大江英樹
 少子高齢化が進む昨今、長く働き続けることはもはや必然に。かつての「働き方」がいよいよ微塵も通用しなくなるこれからの時代、60歳以降の人生を確実に乗り切るうえで必要となるものとは一体? 経歴よりも資格よりもずっと重要となる「サラリーマン生活の適切な終え方」ここに考察する――。

◆「人生100年時代」に会社員がとるべき戦略とは?

 会社員生活の終活で、明暗を分けるものは何なのか。49歳で大手都市銀行を早期退職し、現在は小説家として数多くの作品を世に出している江上剛氏と、大手証券会社を60歳で定年退職したのち、経済コラムニストとして活動する大江英樹氏。現在は、充実した“第二の人生”を送る両人だが、その過程は必ずしも順風満帆なものではなかったという。そんな2人に、自身が辿った軌跡や、40代以上の会社員が今すべきことを聞いた。

――お二人とも会社員時代からリタイア後の準備はしてましたか?

江上:僕は在職中に作家デビューしたんですが、編集者からは「作家は食えないので、銀行は辞めるな」と釘を刺されていて。ただ、「50歳になったら、会社を辞め損なってしまう」と思い、49歳で後ろ盾もないまま、退職しました。

大江:その決断は素晴らしいですね。私も在職中から退職後の不安がありましたが、「でも……」を連発して行動を先延ばしにしてばかりの典型的な「BUTマン」でした。特に出世もせず、60歳で定年するまで、本当にダラダラと会社にいて。定年後は再雇用制度を利用しましたが、責任や権限があいまいだったことに嫌気がさし、結局、半年で辞めました。

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