
配達バッグ(通称ウバッグ)や自転車本体を電飾で飾り付け走る姿は、まるで動くイルミネーション、さながらデコトラのようでもある。彼らは何者で、なぜバッグを光らせようと思ったのか。謎に満ちたUber電飾部に突撃取材した。
◆LEDに電光ディスプレイ…電飾に命を燃やす男たち
「僕がUber Eatsを始めた頃はロゴ無しのウバッグが主流でした。ロゴ付きのバッグへ憧れを持っていた時に、Twitterで自転車のホイールを光らせている配達員を見かけたんです。無地のウバッグに光るロゴを取り付けたら、おもしろいし宣伝になるのでは? と思ったのがきっかけです」
そう語るのは、Uber電飾部のメンバーであるぽち男さん(Twitter:@UberYase_POCHIO)。配達員を始めたばかりの頃はUber Eatsの知名度が低く、「まずは街中でサービスを知ってもらおう」とバッグの電飾を始めたそうだ。
「京都では僕を含めて主に3人が電飾部として稼働しています。今は横浜、名古屋、大阪にもそれぞれ電飾ウバッグを使っている人がいて、2019年には『電飾部サミット』というオフ会も開催しました。最初に電飾バッグを始めたのは誰なのかも議論に上がって、『日本で初めて光り始めたのは京都の人だ』と結論が出ました」