◆芸能人“ユッキーナ”は、もういなくなりました
──これまでを振り返るにあたり、まず伺いたいのが3月に発売した写真集のこと。「禊のヌードで芸能界復帰か?」と憶測を呼びました。
木下:それ、まったく考えてないです! たまたまオファーをいただいたので、やれることならやってみようとお引き受けしました。ヌードで許してもらおうとか、そんなことではまったくなくて、これまで出してきた写真集と同じ感覚。たしかに「写真集」を出すなんて、一般人じゃないと言われたりもしますけど、テレビのバラエティに出なくなった時点で、自分としては「もう芸能人じゃない」と思ってるので。
──“一般人”となった今、生活はどのように変化しましたか?
木下:言い方が難しいんですけど、謹慎していたとき、娘が「ママがずっと家にいる!」って喜んでくれたんです。お弁当もちゃんと時間をかけて作れるようになったし、一緒に過ごせる時間も増えた。振り返れば、19歳でデビューしてからずっと走り続けて、長女を出産したときも産後1か月で復帰してテレビに出たりしていたので、芸能界を引退して、ようやく初めて子どもとしっかり向き合えたのかもしれません。