出勤前のプチ旅行「エクストリーム出社」のいま。通勤経路を変えれば気分も変わる
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天谷窓大氏
 かつて「エクストリーム出社」なるものが流行したのをご存知だろうか。気が進まないばかりでなく毎日同じという退屈さも手伝って、どうしても暗い気持ちになりがちな出勤が楽しくなると評判を呼んだ。あれから数年、テレワークが拡大し出社という概念が変容する中、エクストリーム出社はどうなっているのか。発案者のひとりであるライターの天谷窓大氏に聞いた。

◆エクストリーム出社のいろは

――まず、エクストリーム出社とはどんなものか、改めて教えてください。

天谷窓大(以下、天谷):日々の通勤経路を遊びとして捉えて、様々な会社への行き方を競う「競技」というテイの遊びです(笑)。毎日同じ時間に同じルートを行く、変わりばえのしない通勤経路をいかに面白くできるかというもので、2013年頃からはじめました。

――思いついたきっかけはなんだったのですか?

天谷:当時私は会社員だったんですが、ストレスで出社拒否気味になってしまったんです。でも、会社を辞める勇気もなく、休暇を取れるような雰囲気でもなかったので、せめて「会社に行く時間だけでも楽しくできないか」と思って始めました。

――具体的にどんな出社方法をなさったんですか?

天谷:空港の国際線に行ったりしました。国際線は24時間稼働しているので、食堂もいつも空いてるんです。そこに始発で行って、飛行機が飛び立つのを眺めながら食事を楽しんでいました。そして、お土産を買って会社に行くと、空港に行っただけなのに旅に出た気分になります。