HKT48を卒業してから女優として活躍をみせる田中美久が、セカンド写真集「気ままに。」を9月12日に発売した。3年ぶりとなる今作では、「アイドル時代には見れられなかった田中美久を見せたい」という本人のアイデアを詰め込み、これまで以上に刺激的なカットにも挑戦。
――3年ぶりの写真集。海外でグラビア撮影したのは初めてだったと聞きました。
田中美久(以下、田中) 海外で撮影したいという憧れはあったんですけど、コロナ禍で難しかったので、それがついに叶って、エネルギッシュな感じで撮影に臨めました。オーストラリアに4、5泊して撮影したんですけど、雄大な土地で動物たちがのんびりと暮らしていて、ごはんもおいしくて「もう帰りたくない!」って感じでした(笑)。
――海外の撮影でハプニングは起きませんでした?
田中 プールで撮影したんですけど、海外仕様だからなのか思っていたよりも水深があって。150センチしかないので軽く溺れてしまって、その瞬間も写真集に収められてます(笑)。あとはスタッフさんに現地で帽子を買っていただいて、「一生大事にします!」って言った数時間後に失くしました……。
――今回の表紙はかなりインパクトがありますね。ここまで露出されたのは初めて?
田中 卒業後にお風呂場でグラビア撮影したことはあるんですけど、“横チチ”カットに挑んだのは初めてで、こういう雰囲気の表紙をやりたかったんです。田中美久として見せたことのない写真で驚かせたかったから、自分の最大限を詰め込みました。
――大胆な“手ブラ”カットも田中さんの提案から?
田中 やるならとことんやろうと思って、自分から言いましたね。一般的には、まだまだ元アイドルの子っていうイメージが強いと思うので、田中美久を好きになってもらいたいっていう気持ちもありますし、新たな挑戦もしたかったので、アイドルを卒業したからこそ見せられる写真になったと思います。
――田中さんのXに投稿していた写真集のオフショットにもファンの方はわいてました。
田中 話題になってくれたことも嬉しかったですし、たくさん褒めてもらってニヤニヤがとまりません(笑)。ただ、表紙だけが大胆で中身を見たらガッカリされたくなかったので、ちゃんと購入してもらった方には、それ以上のものを楽しんでもらえるような内容は意識しました!
田中 11歳から約10年間のアイドル活動をしてきて、最初は先輩たちやファンの方が妹のように可愛がってくれていたので、年齢を重ねて先輩になっても、「妹」っていうイメージが強かったと思うんですよ。ファースト写真集のタイトルが『1/2少女』で少女と大人の狭間という感じだったから、今回は「女神降臨!」ということにしてもらえたら(笑)
――体もビーナスのように磨き上げられていましたね。
田中 アイドルを卒業してから、10㎏ぐらい痩せたんです。そこから写真集に向けて女性らしいカラダにしたくて、ジムに加えてピラティスを始めて。ずっとスマホ首で、以前は撮影してると肩が内巻きになっちゃうのを指摘されたりしたんですけど、ピラティスで姿勢が整ったことで女性らしさも出たのかなって。
――とはいえ、そんなに痩せたら胸とかも落ちません?
田中 私も「ちっちゃくなった?」と思ったんですけど、くびれも締まったから見た目は変わらないというか。あとウチはお母さんはすごく(胸が)ある方なので親からの遺伝にも感謝です(笑)。
――次に写真集で行ってみたい場所はありますか?
田中 ハワイかフランスに行きたいです。フランスは小さい頃に「海外 おしゃれ」とかで検索するとパリのエッフェル塔が出てきて、ずっと憧れがあって。
――2冊目でここまで露出していると、ファンの期待はより高まりそうですけど。
田中 私も今回の写真集で全部詰め込んだから、次に話をもらったらプレッシャーに感じるのかなって思ったら、全然そんなことはなくて。これからも美を磨いて女性らしくなっていこうと思うので、その成長過程をさらけ出していきたいです。どうしても雑誌のグラビアだと枚数が少ないので、写真集でしか収録できないような「あどけなさが残る写真が好き」と言ってくれるファンの方も多いので。
――今回の写真集の発売が誕生日ということで23歳になりますね。実感はあります?
田中 やばいですよ~! ただ最近は「何歳ですか?」って聞かれたら、パッと思い出せなくて、自分の年齢をネットで調べて思い出すっていう(笑)。10代の頃はセブンティーンとか、成人式とかは節目として覚えてるんですけど、21歳を超えてから数字を重ねることを意識してなかったので、それが大人になった部分なのかなとも思いました。
――世間的には学生から社会人デビューするのが22、23歳だと思うんですけど、11歳から働かれてるとその意識もないですもんね。
田中 それは大きいと思います。同年代のファンの方から「大学4年生で就活の時期なんだ」っていうことを聞いて考えることもあって。私はその道を通っていないので、ズレてる部分なのかもしれないです。
あと、最近の私は妄想が激しいというか、人生がもし100歳まで生きられないとしたら、すでに5分の1は過ぎているし、これは楽しんだもん勝ちじゃんと。それまで人生は長いと思っていたけど、意外とあっという間かもしれないとは思い始めました。
――それなのに、Xにはプライベートはほぼ引きこもりって書いてませんでした?
田中 一応、外には出るんですけど超めんどくさがり屋なんです。アイドル時代は毎日現場があって、プライベートの時間がそこまでなくて。それが卒業して上京したことで、ひとりで過ごす時間も増えたら家から動くのも面倒になっちゃって。前は時間ができたら、お母さんとかおばあちゃんと一緒にパンを買いに出かけたりとかしてたから、楽しかったんですけど。
――休日はどう過ごしてるんですか?
田中 ずっと布団の上にいます……。布団から出るときはお風呂に入るときですね。ご飯はデリバリーで、コンビニに行くことも面倒くさいので配達してもらうこともあります。それも面倒になったときは、お腹が空いたら氷を2~3個ポリポリしてると満足するので「また寝よう」ってなります。
――ちょっと心配な生活ですが、お風呂には入るんですね。
田中 お風呂に入ってないっていう罪悪感があるほうが面倒くさくなっちゃうので、仕方なくです。ご飯とかも私からはあまり誘わないかな。だから今のところ先々のプライベートで予定が入っているのは、(矢吹)奈子から「かき氷を食べよう」って誘われていて、その予定が入っているだけですね。
――氷ばっかりで食生活も不安なんですが……。23歳を機にやめて改善したいことってありますか?
田中 う~ん、パジャマのままで現場に行くのをやめたい! LLサイズのだぼっとした服が好きなんですけど、前日にそれを着て寝て、起きたらそのまま現場に行くっていうルーティンなんです。身近なスタッフさんから「毎日同じような服を着てるね」って言われるし、テレビ局の警備員さんにもジロジロ見られて恥ずかしいなって思いはあるんですよ。
――確認しておきますが、洗濯はしてるんですよね?
田中 LLサイズのセットが4着ぐらいあるんで、着まわしてやってます。お母さんに「東京ではすっぴんで外を歩いたり、ダサい服で歩くのやめなさい!」って言われて、スタイリストさんとは一緒に渋谷の109に買い物に行ったりしたので、ちゃんとしたお洋服はいっぱいあるんです! だからパジャマで行っちゃうっていうのを改善したいけど、心地よくてやめるのが面倒なんですよ(笑)
――結局やめられそうにはない(笑)
田中 あ、もう1つありました! これはもう人間的な部分なんですけど、人のことを考えずに自分本位で発言してしまうというか、考える前に発言しちゃうのをやめたいんですよ。行動に移す前に一旦考えられるようになりたいです。もっとデリカシーのある女性になりたいなっていう……。
――さっき「女神降臨!」って言ってましたよ。
田中 私、ファンの方から「毒舌」とか「悪魔」って呼ばれたりするので、中身はこれからです!(苦笑)
――好調な俳優業についても聞かせてください。
田中 私が演じる花音は、原作にはないオリジナルキャラクター。自分の好きな人がダメな女性に惹かれているのも許せないし、不倫の復讐のために渉を巻き込もうとしているみのりに対して「あなたも同じように最低のことをしている」という花音の思いが視聴者に伝わったらいいなと考えながら演じてました。
――振り向いてくれない相手に一生懸命になる花音の行動には共感はできます?
田中 私だったら、自分に興味がない人は絶対に好きにならないですね(笑)。恋愛の入口は追いかけるよりは追いかけられたい派なので。だから花音はすごい女の子だなって思いながら見てます。
――田中さんはドラマや映画、バラエティーなど現場が違っても溶け込むのが早そうだなと感じるんですが、田中流の愛されるコツがあったら知りたいです。
田中 人の名前を覚えるのが苦手なので、毎回現場に行くとスタッフさんの名前を覚えるためにメモったりはしています。あとは、自分から心を開いて明るく仕事をしたほうが絶対にいいと思うんです。そこは「距離を縮める」という思いより、「接しやすい人間でいたい」ほうが強いから自分から話し掛けるようにしてますね。
――主演を務める松本さんとも2ショットを投稿されてましたね。
田中 今回の作品はシリアスなシーンも多いので、最初はまりかさんも集中されたいと思っていたからあまり話さずにいたんですね。
――感じたことをそのまま発言したことがいい方向にいったんですね。
田中 今回の現場ではよかったのかもしれないです(笑)
――アイドルを卒業してから、女優やグラビア、バラエティー、漫画の原作デビューも果たしました。次に狙っていることはあります?
田中 いつか人をプロデュースすることに関わってみたいです。アイドルかどうかはわからないですが。昔は他人の人生を左右するようなことはしたくないって思っていたんですけど、その役割に相応しい人間になれたかなと思ったときに挑戦してみたい。まだまだ足りない部分が多いので、しっかり埋めていって考えてみたいです。あとは、歌うことが好きなので曲も出したいですね。どこに出すわけでもないんですけど昔から作詞をしていたので、そういう思いはあります。こうやって話していてもどんどん出て来るので、やりたいことは尽きないですね。
取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
“令和最高の美ボディ”が際立った1冊に仕上がった。グループ卒業後は俳優やグラビアをはじめ、さまざまな分野で引っ張りだこの彼女に、写真集への思いから現場で愛されるコツなどを語ってもらった。
――3年ぶりの写真集。海外でグラビア撮影したのは初めてだったと聞きました。
田中美久(以下、田中) 海外で撮影したいという憧れはあったんですけど、コロナ禍で難しかったので、それがついに叶って、エネルギッシュな感じで撮影に臨めました。オーストラリアに4、5泊して撮影したんですけど、雄大な土地で動物たちがのんびりと暮らしていて、ごはんもおいしくて「もう帰りたくない!」って感じでした(笑)。
――海外の撮影でハプニングは起きませんでした?
田中 プールで撮影したんですけど、海外仕様だからなのか思っていたよりも水深があって。150センチしかないので軽く溺れてしまって、その瞬間も写真集に収められてます(笑)。あとはスタッフさんに現地で帽子を買っていただいて、「一生大事にします!」って言った数時間後に失くしました……。
――今回の表紙はかなりインパクトがありますね。ここまで露出されたのは初めて?
田中 卒業後にお風呂場でグラビア撮影したことはあるんですけど、“横チチ”カットに挑んだのは初めてで、こういう雰囲気の表紙をやりたかったんです。田中美久として見せたことのない写真で驚かせたかったから、自分の最大限を詰め込みました。
――大胆な“手ブラ”カットも田中さんの提案から?
田中 やるならとことんやろうと思って、自分から言いましたね。一般的には、まだまだ元アイドルの子っていうイメージが強いと思うので、田中美久を好きになってもらいたいっていう気持ちもありますし、新たな挑戦もしたかったので、アイドルを卒業したからこそ見せられる写真になったと思います。
――田中さんのXに投稿していた写真集のオフショットにもファンの方はわいてました。
田中 話題になってくれたことも嬉しかったですし、たくさん褒めてもらってニヤニヤがとまりません(笑)。ただ、表紙だけが大胆で中身を見たらガッカリされたくなかったので、ちゃんと購入してもらった方には、それ以上のものを楽しんでもらえるような内容は意識しました!
体もビーナスのように
――写真集のサブタイトルには、「“みんなの妹”から“僕らの女神”へ」と書かれています。田中 11歳から約10年間のアイドル活動をしてきて、最初は先輩たちやファンの方が妹のように可愛がってくれていたので、年齢を重ねて先輩になっても、「妹」っていうイメージが強かったと思うんですよ。ファースト写真集のタイトルが『1/2少女』で少女と大人の狭間という感じだったから、今回は「女神降臨!」ということにしてもらえたら(笑)
――体もビーナスのように磨き上げられていましたね。
田中 アイドルを卒業してから、10㎏ぐらい痩せたんです。そこから写真集に向けて女性らしいカラダにしたくて、ジムに加えてピラティスを始めて。ずっとスマホ首で、以前は撮影してると肩が内巻きになっちゃうのを指摘されたりしたんですけど、ピラティスで姿勢が整ったことで女性らしさも出たのかなって。
――とはいえ、そんなに痩せたら胸とかも落ちません?
田中 私も「ちっちゃくなった?」と思ったんですけど、くびれも締まったから見た目は変わらないというか。あとウチはお母さんはすごく(胸が)ある方なので親からの遺伝にも感謝です(笑)。
美を磨いていきたい
田中美久
田中 ハワイかフランスに行きたいです。フランスは小さい頃に「海外 おしゃれ」とかで検索するとパリのエッフェル塔が出てきて、ずっと憧れがあって。
Google Mapのストリートビューでいろいろ探索しているので、グラビアのシミュレーションは出来上がってます! それから周りの人に聞くと「ハワイはいいよ」って答える人が多いので、一度は行ってみたいです。
――2冊目でここまで露出していると、ファンの期待はより高まりそうですけど。
田中 私も今回の写真集で全部詰め込んだから、次に話をもらったらプレッシャーに感じるのかなって思ったら、全然そんなことはなくて。これからも美を磨いて女性らしくなっていこうと思うので、その成長過程をさらけ出していきたいです。どうしても雑誌のグラビアだと枚数が少ないので、写真集でしか収録できないような「あどけなさが残る写真が好き」と言ってくれるファンの方も多いので。
――今回の写真集の発売が誕生日ということで23歳になりますね。実感はあります?
田中 やばいですよ~! ただ最近は「何歳ですか?」って聞かれたら、パッと思い出せなくて、自分の年齢をネットで調べて思い出すっていう(笑)。10代の頃はセブンティーンとか、成人式とかは節目として覚えてるんですけど、21歳を超えてから数字を重ねることを意識してなかったので、それが大人になった部分なのかなとも思いました。
――世間的には学生から社会人デビューするのが22、23歳だと思うんですけど、11歳から働かれてるとその意識もないですもんね。
田中 それは大きいと思います。同年代のファンの方から「大学4年生で就活の時期なんだ」っていうことを聞いて考えることもあって。私はその道を通っていないので、ズレてる部分なのかもしれないです。
30歳ぐらいになったら、また自分の年齢がパッと答えられるのかも。
あと、最近の私は妄想が激しいというか、人生がもし100歳まで生きられないとしたら、すでに5分の1は過ぎているし、これは楽しんだもん勝ちじゃんと。それまで人生は長いと思っていたけど、意外とあっという間かもしれないとは思い始めました。
――それなのに、Xにはプライベートはほぼ引きこもりって書いてませんでした?
田中 一応、外には出るんですけど超めんどくさがり屋なんです。アイドル時代は毎日現場があって、プライベートの時間がそこまでなくて。それが卒業して上京したことで、ひとりで過ごす時間も増えたら家から動くのも面倒になっちゃって。前は時間ができたら、お母さんとかおばあちゃんと一緒にパンを買いに出かけたりとかしてたから、楽しかったんですけど。
――休日はどう過ごしてるんですか?
田中 ずっと布団の上にいます……。布団から出るときはお風呂に入るときですね。ご飯はデリバリーで、コンビニに行くことも面倒くさいので配達してもらうこともあります。それも面倒になったときは、お腹が空いたら氷を2~3個ポリポリしてると満足するので「また寝よう」ってなります。
――ちょっと心配な生活ですが、お風呂には入るんですね。
田中 お風呂に入ってないっていう罪悪感があるほうが面倒くさくなっちゃうので、仕方なくです。ご飯とかも私からはあまり誘わないかな。だから今のところ先々のプライベートで予定が入っているのは、(矢吹)奈子から「かき氷を食べよう」って誘われていて、その予定が入っているだけですね。
――氷ばっかりで食生活も不安なんですが……。23歳を機にやめて改善したいことってありますか?
田中 う~ん、パジャマのままで現場に行くのをやめたい! LLサイズのだぼっとした服が好きなんですけど、前日にそれを着て寝て、起きたらそのまま現場に行くっていうルーティンなんです。身近なスタッフさんから「毎日同じような服を着てるね」って言われるし、テレビ局の警備員さんにもジロジロ見られて恥ずかしいなって思いはあるんですよ。
――確認しておきますが、洗濯はしてるんですよね?
田中 LLサイズのセットが4着ぐらいあるんで、着まわしてやってます。お母さんに「東京ではすっぴんで外を歩いたり、ダサい服で歩くのやめなさい!」って言われて、スタイリストさんとは一緒に渋谷の109に買い物に行ったりしたので、ちゃんとしたお洋服はいっぱいあるんです! だからパジャマで行っちゃうっていうのを改善したいけど、心地よくてやめるのが面倒なんですよ(笑)
――結局やめられそうにはない(笑)
田中 あ、もう1つありました! これはもう人間的な部分なんですけど、人のことを考えずに自分本位で発言してしまうというか、考える前に発言しちゃうのをやめたいんですよ。行動に移す前に一旦考えられるようになりたいです。もっとデリカシーのある女性になりたいなっていう……。
――さっき「女神降臨!」って言ってましたよ。
田中 私、ファンの方から「毒舌」とか「悪魔」って呼ばれたりするので、中身はこれからです!(苦笑)
自分に興味がない人は好きにならない(笑)
田中美久
現在は「夫の家庭を壊すまで」(テレビ東京、毎週月曜夜23時6分~)で、不倫の復讐に燃える如月みのり(松本まりか)に惹かれていく憧れの同級生・渉を守ろうとする女子高生の武藤花音を演じています。今回の役どころについてどう感じていますか?
田中 私が演じる花音は、原作にはないオリジナルキャラクター。自分の好きな人がダメな女性に惹かれているのも許せないし、不倫の復讐のために渉を巻き込もうとしているみのりに対して「あなたも同じように最低のことをしている」という花音の思いが視聴者に伝わったらいいなと考えながら演じてました。
――振り向いてくれない相手に一生懸命になる花音の行動には共感はできます?
田中 私だったら、自分に興味がない人は絶対に好きにならないですね(笑)。恋愛の入口は追いかけるよりは追いかけられたい派なので。だから花音はすごい女の子だなって思いながら見てます。
――田中さんはドラマや映画、バラエティーなど現場が違っても溶け込むのが早そうだなと感じるんですが、田中流の愛されるコツがあったら知りたいです。
田中 人の名前を覚えるのが苦手なので、毎回現場に行くとスタッフさんの名前を覚えるためにメモったりはしています。あとは、自分から心を開いて明るく仕事をしたほうが絶対にいいと思うんです。そこは「距離を縮める」という思いより、「接しやすい人間でいたい」ほうが強いから自分から話し掛けるようにしてますね。
――主演を務める松本さんとも2ショットを投稿されてましたね。
田中 今回の作品はシリアスなシーンも多いので、最初はまりかさんも集中されたいと思っていたからあまり話さずにいたんですね。
まりかさんから話しかけてくれたタイミングでお話ししたら、まさかの誕生日が同じで。そこで「私は一緒に演技をしていて気持ちいいと感じることが多いです」と素直に伝えたら、まりかさんもそう言ってくれて。すごく仲良くなれた感じがありました。
――感じたことをそのまま発言したことがいい方向にいったんですね。
田中 今回の現場ではよかったのかもしれないです(笑)
――アイドルを卒業してから、女優やグラビア、バラエティー、漫画の原作デビューも果たしました。次に狙っていることはあります?
田中 いつか人をプロデュースすることに関わってみたいです。アイドルかどうかはわからないですが。昔は他人の人生を左右するようなことはしたくないって思っていたんですけど、その役割に相応しい人間になれたかなと思ったときに挑戦してみたい。まだまだ足りない部分が多いので、しっかり埋めていって考えてみたいです。あとは、歌うことが好きなので曲も出したいですね。どこに出すわけでもないんですけど昔から作詞をしていたので、そういう思いはあります。こうやって話していてもどんどん出て来るので、やりたいことは尽きないですね。
取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
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