町田は2日、原靖フットボールダイレクター(FD)が取材に応じ、ロングスロー時に用意したタオルに相手クラブが手を加えることについて、Jリーグに要望書等を提出したことを明かした。原FDは「Jリーグには自チーム(町田)が設置した備品に対し、手をかけるような行為を制限して欲しいと(各クラブに)注意喚起してくれませんか、とお願いしました。

またJリーグを通じ、広島さんにはあの行為にどのような見解をお持ちなのか、ということを問うて欲しい、経緯を聞いて欲しい、というお願いをしました」と話した。

 今回の要望書提出のきっかけは、9月28日のアウェー広島戦。ビニール袋に入れて広島のウォームアップエリア付近に置かれたタオルに、広島の複数選手がボトルの水を投入。ぬれたタオルを使用してボールを拭き、ロングスローを投じた町田の選手が手が滑ってミスをした、と証言したこともあり、実害が出たことで要望書を提出するに至った。今回はタオルを濡らす、という行為だったが、今季5試合程度ではタオルを隠す、などの行為があったことも確認しているという。

 ロングスロー用のタオル設置については、Jリーグに明確なルールはない。相手チームからは、ボールを拭く際の時間稼ぎ等には気をつけて欲しい、という意見を受けたことはあるが、設置しないで欲しい、という要望をうけたことはないという。また相手のウォーミングアップエリア付近にタオルを置く行為が邪魔になる、という声もある。町田サイドとしては、相手のアップエリア内にタオルを置くことはないが、選手が使用後に投げ捨てたタオルが同エリアにかかることはあるといい、今後の検討課題とした。

編集部おすすめ