大相撲の幕内・王鵬(大嶽)が右目付近を骨折していたことが2日までに分かった。師匠の大嶽親方(元十両・大竜)が「本人から骨折をしていました、という話がありました。

(物が)二重に見える、ということだったので病院に行ったら、そういうことでした」と明かした。1日から始まった秋巡業は休場しており、師匠によると今週中に手術を受ける予定という。

 王鵬は9月の秋場所7日目の関脇・阿炎(錣山)との一番で、相手の頭が右目付近にぶつかり、勝利こそしたものの、右目を押さえた後に土俵上でふらつく場面があった。腫れが引いたこともあってその後も出場を続け、自己最高位の西前頭2枚目で、9勝6敗と勝ち越しを決めた。九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)ではさらに番付を上げることになる。

 師匠は「(医師から)九州場所に間に合うように早期に手術しましょう、と言われたということだったので」と話し、来場所は間に合う見込みという。

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