東京VのMF斎藤功佑が13日、名古屋戦(15日・味スタ)に向けて非公開での練習後に取材に応じた。

 前節の新潟戦(2△2)では、ボランチ、シャドーとポジションを変えながら90分間戦い抜き、J1で最長の総走行距離13・556キロを記録した。

試合開始からボランチの位置から激しく前へプレスをかけてチームに勢いをもたらした斎藤は「勝ちたいという思いですね。自分のプレーで示したいという思いからですね。勝ちたいという思いがより出たんだと思います」と、同戦の原動力について振り返る。だからこそ「あれをベースに強度のところは意識してやっていきたい」と気合を入れた。

 この日の会見で城福監督が「我々らしく“へそ”を使いながら、相手陣でサッカーをすることを具現化してくれている選手だと思いますし、何よりも彼の点火力というのかな、あれこそが頭から湯気を出して、チームをけん引するということを具現化しようとしてくれている。今、このチームで一番点火力のある選手」と高く評価したように、豊富な運動量と、高い技術でゲームメイクもできる森田とのダブルボランチは、チームの生命線となっている。

 今節で戦う名古屋は最下位に位置しているが、「名古屋は前線にスピードのある選手が多いので、前線からいくところと、背後のケア、ロングボールを蹴った時のセカンドの反応が大事になると思う。ボランチはバランスを見ながら、押し出すのかロングボールを予測して最終ラインの助けに入るかは(森田)晃樹と俺のところでは大事になるかな」と引き締める。その上でホームでの今季初勝利を目指す一戦へ「いち早くたくさんのサポーターと一緒に喜びたいですし、チームとしてもここで1個勝ちがほしい。絶対に勝ち点3を取りたい」と意気込んだ。

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