◆JERAセ・リーグ 広島―中日(15日・マツダスタジアム)

 広島OBで「ミスター赤ヘル」の山本浩二氏が、試合前に始球式を務めた。

 「侍ジャパンDAY」として開催された一戦。

13年WBCで日本代表を率いた監督時代の背番号88のユニホーム姿でマウンドに立った。投球は、外角に外れてワンバウンドでミットに収まった。「見ての通りよ。肩が上がらん、肩が。張り切ってストライク投げようと思ってきたのに、それどころじゃなかった」と、苦笑いを浮かべた。

 古巣は、この試合前の時点でセ・リーグ独占の貯金3で、2位・阪神に1・5ゲーム差の首位を快走する。「昨年後半の悔しさがあるから。それを踏まえて練習やってきてるから、その成果は必ず出る。優勝を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

 昨秋のプレミア12では坂倉が捕手、小園が二塁手でベストナインに選ばれた。坂倉は故障離脱中だが、小園は打率、安打、得点、出塁率の4部門でリーグ1位と開幕から好調をキープ。「自信を持って力をつけてきている。

ああいう舞台に出ることはいいこと。いい経験をして、自分が知らないうちに力がついている。どんどん出てほしい」と、さらなる活躍を願った。

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