元WBA、WBC世界スーパーウエルター級(69・8キロ以下)王者・輪島功一さん(82)が10日、界バンタム級1位の那須川天心(26)=帝拳=が8日の世界前哨戦で6回に繰り出したカエル跳びアッパーについて語った。
「カエル跳びはね、やろうと思ってやったんじゃないんだよ。
輪島さんは、1971年10月、東京・日大講堂でWBA・WBC世界スーパーウエルター級王者カルメロ・ボッシ(イタリア)に挑戦。ダッキングで相手の視界から消えてから跳ね上がるように繰り出すカエルパンチを放ち、15回判定勝利で世界王座を獲得した。
輪島さんはこの日、東京・後楽園ホールで、孫で日本ユース・ウエルター級王者・磯谷大心(23)=輪島功一スポーツ=を応援。磯谷は劣勢をはね返して6回2分48秒TKO勝利で初防衛に成功し、輪島さんも「超・逆転だね」と笑顔で祝福していた。