◆明治安田J1リーグ▽第20節 横浜FC0―1川崎(14日・ニッパツ三ツ沢球技場)

 川崎はMF山本悠樹のゴールで横浜FCを1―0で下し、6戦負けなしとした。

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 大島僚太、山本悠樹、脇坂泰斗の3人を中盤に配置したが、ピッチコンディションとの相性もあって“最大火力”は発揮できず。

前半はDF佐々木旭のシュート、FWマルシーニョの突破でゴールに迫る場面もあったが、スコアレスで折り返しとなった。

 しかし後半13分、拮抗状態を打ち破ったのは、山本の個人技だった。敵陣側のセンターサークルでボールを拾うと、ドリブルでスルスルと前進。ペナルティーエリア外から右足を振り抜き、華麗にネットを揺らした。

 リード後は守備力の高い河原創と橘田健人、ベテランの小林悠と家長昭博の4枚を投入し、冷静に時計の針を進めて敵地で勝ち点3を奪った。

 ACLE準優勝後、帰国後の初陣は鹿島に屈したが、その後はリーグ戦6戦負けなし。順位は暫定で6位に浮上した。この日引き分けた首位の鹿島とは勝ち点差は9(試合数は鹿島20、川崎19)。

 長谷部茂利監督は「自分たちのよさ、ボランチの能力の高さを存分に出すことができたし、久しぶりの無失点。非常によかった」と総括。山本のゴールには「素晴らしいですね」と笑みがこぼれた。

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