戸郷翔征がつけている「20」。中日ではエースナンバーとして杉下茂、星野仙一、小松辰雄らと引き継がれてきたが、巨人でも好投手の歴史がある。

 軟式出身の大友工は3年目の51年から「20」になり52年にノーヒットノーラン。53年には最多勝、防御率、最高勝率の3冠に沢村賞、MVP。55年は30勝6敗で最多勝と最高勝率の2冠を獲得した。

 堀本律雄は60年に29勝を挙げ新人王、最多勝、沢村賞。

 高橋明は63、64年に2ケタ勝利を挙げ67年から「20」に昇格。68、69年にV4、V5に貢献した。

 関本四十四は4年目の71年に「20」を与えられ1軍に昇格すると、10勝、防御率2・14の成績で新人王。74年には再び10勝を挙げ、2・28で最優秀防御率のタイトルに輝いた。

 大友はサイドスローながら武器は速球。名前を挙げた投手の共通点は本格派右腕ということになる。

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