◆報知新聞社後援 第74回全日本大学野球選手権▽準決勝 青山学院大5―8東北福祉大(14日・神宮)
決勝進出の2校が決まった。東北福祉大(仙台六大学)は、史上初の3連覇を目指す青学大(東都大学)から8得点。
青学大が誇る投手陣を、佐藤が完膚なきまでたたきつぶした。6回2死二塁。来年のドラフト1位候補と注目される最速154キロ右腕・鈴木泰成の内角直球を振り抜くと、打球は大きな弧を描いてバックスクリーンに届いた。「打った瞬間に『入ったかな』と…」。鈴木は打球の行方を眺めたまま動けなくなっていた。
先発した今秋ドラフト上位候補・中西聖輝からは3打席連続安打。「自分は乗っていくタイプで固め打ちが多い。でも、公式戦での4安打はなかったと思う」と会心の笑顔を見せた。
今大会は20打数8安打で打率4割。7年ぶり4度目の優勝を目指すチームをけん引している。