◆大相撲 ▽名古屋場所4日目(16日、IGアリーナ)
新入幕の藤ノ川(伊勢ノ海)の弟で、東幕下54枚目・碇潟(伊勢ノ海)が、西幕下55枚目・大飛翔(追手風)を押し出して、2勝目を挙げた。「相手が左を差してくることはわかっていたので、右おっつけで攻められた」と振り返った。
新幕下だった先場所は3連勝発進も、その後は4連敗で負け越し。「先場所は前に出る相撲が少なかった。緊張もあって、思い切りいくことができていなかった。今場所は負けてもいいから、どんどん前に攻める相撲を取りたい」と話した。
場所前はお互いの宿舎が徒歩圏内に位置する佐渡ケ嶽部屋へ出稽古に出向いた。ぶつかり稽古では大関・琴桜(佐渡ケ嶽)や新入幕の琴栄峰(佐渡ケ嶽)の胸を借り、「ありがたかった。大関は重かった。稽古後には『いい稽古だったぞ』と声を掛けていただいた。稽古も間近で見れて勉強になった」と語った。
今場所の目標を問われると「悔いのない自分の相撲を取って終わりたい」と言葉に力を込めた。