◆マリーゴールド「~1周年記念シリーズ~MARIGOLD Burning Desire2025」(16日、後楽園ホール)観衆1020
マリーゴールドは16日、後楽園ホールで「~1周年記念シリーズ~MARIGOLD Burning Desire2025」を開催した。
メインイベントのマリーゴールド・ワールド王者・林下詩美とGHC女子王者・彩羽匠との二冠選手権試合は、56分15秒、両者KOで壮絶ドローとなった。
2021年10月9日、「スターダム」大阪城ホール大会で林下が勝利して以来、およそ4年ぶりの一騎打ち。60分1本勝負で行われた二冠戦は、緊迫のにらみ合いから互いに相手のスタミナを奪うグラウンドの攻防へ発展。場外戦では、ホールの南側客席まで雪崩れ込む大混戦も両者共にまったく息切れしない熱闘になった。
林下がトーチャーラックボムをさく裂させれば、彩羽はランニングスリーと互いの必殺技をぶつけ合うもフォールには結びつかない。行方の知れない死闘は、壮絶な投げっぱなしジャーマン合戦ですべての力を振り絞ると、トドメの張り手は相打ちになる両者がダウンした。
ホールがどよめきと悲鳴に包まれる中、林下も彩羽も立ち上がることができず両者KOという壮絶な幕切れとなった。56分15秒の伝説マッチに2人の王者はうつぶせに倒れ立ち上がることができなかったが、客席からは、2人をたたえる大きな拍手が送られた。
バックステージで倒れ込んだ林下は「勝てなかった…彩羽匠に勝てなかった。でも、彩羽匠と戦えて今日ベルトかけてやった、それだけですごくうれしいよ…なんてきれい事思ってねぇよ!めちゃくちゃ悔しいよ」と絶叫し再戦を誓った。
対する彩羽は、3度目の一騎打ちも勝つことができず「林下詩美、全然勝てないよ」とうめき「赤いベルト、深紅のベルト絶対諦めないから。前回は負けたけど今回は引き分け…次は絶対勝つから」とリベンジを掲げた。
◆7・16後楽園ホール全成績
▼マリーゴールド・ワールド&GHC女子二冠選手権試合60分1本勝負
△ワールド王者・林下詩美(56分15秒、両者KO)GHC女子王者・彩羽匠△
▼ユナイテッド・ナショナル選手権試合30分1本勝負
○王者・桜井麻衣(10分25秒、クロスレッグSTF)挑戦者・川畑梨湖●
▼マリーゴールドvsマーベラス団体対抗戦タッグマッチ15分1本勝負
○桃野美桜、宝山愛(10分14秒、ジャーマンスープレックスホールド)岩谷麻優、南小桃●
▼マリーゴールドvsマーベラス団体対抗戦タッグマッチ15分1本勝負
○ビクトリア弓月、山岡聖怜(10分34秒、クロスアーム・スープレックスホールド)彩芽蒼空●、暁千華
▼8人タッグマッチ15分1本勝負
野崎渚、松井珠紗、CHIAKI、○瀬戸レア(9分11秒、ウイングホールド)MIRAI、ちゃんよた、メガトン●、山﨑裕花
▼8人タッグマッチ15分1本勝負
青野未来、天麗皇希、田中きずな、○山中絵里奈(10分47秒、MDMA改→片エビ固め)後藤智香、勇気みなみ、石川奈青、ハミングバード●