◆東アジアE―1選手権 ▽第3戦 日本0―0中国(16日、韓国・水原)
【水原(韓国)16日=後藤亮太】FIFAランク7位の「なでしこジャパン」は、同17位の中国女子代表と対戦し、0―0で引き分けた。その後に行われた韓国女子代表と台湾女子代表で韓国が2―0で勝利。
表彰式後に取材に応じた、今大会主将のDF高橋はなは「チームみんなでこの表彰式を迎えたかったなというのが率直な感想です」と、悔しさをにじませた。
今大会は国内組中心の編成で臨んだ。欧州組が中心となっている現在の代表の底上げのために、WEリーグの選手の成長は必要不可欠となる。高橋も「個人の成長という意味では、本当に自チームに戻って、自分自身でやり続けるしかないと思う。私含めて、今回何かを得た選手たちが、より高い基準でやり続けられるかが今後本当に大事になってくると思いますし、そういう選手が生き残っていくと思う。よりWEリーグのレベルを上げられるように、今回特に選ばれた選手たちは頑張り続けなきゃいけないんじゃないかなと思います」と決意を示した。
WEリーグは8月9、10日に開幕節を迎え、高橋が所属する三菱重工浦和は、10日のホーム・広島戦から新シーズンが幕を開ける。「今回味方だった選手たちがみんなライバルというか、対戦相手になるので、より手強くなってしまうなというのが印象ですけど、しっかり今度はチームに帰って、チームとしての役割もまたあるので、そこはやり続けたいです。個人的には、個人の成長を止めないためにやり続けるしかないと思うので、サッカーの技術やフィジカル面もそうですけど、メンタル面も本当に高みを目指してやり続けたいと思います」と話した。