オリックス・紅林弘太郎内野手(23)が17日、ロッテ戦(18日・ZOZO)で宮城への「援護弾」を約束した。まだ3勝と勝ち星に恵まれていないことも受け止め、強い責任感をにじませた。

 同学年のエースが登板した試合は今季、打率2割2分2厘、1本塁打、4打点。「同級生ですし、ウチのエースなので。僕が打って、宮城を勝たせられるようにしたい」。この日の楽天戦(ほっと神戸)が中止になると、室内で自主練習。宮城にとっては球宴前の最終登板で「より一層、打ちたい」と力を込めた。

 ここ数年、冗談半分で競っているのが本塁打数と勝利数。ひそかなモチベーションになっている。「毎年負けているんですけど、今年は今のところ勝っている」と少しだけ胸を張った。プロ入りした20年から「5連敗」中だが、今季は5本塁打の紅林が一歩リード。アーチと白星がリンクし、2人だけの戦いがハイレベルになることが理想だ。

 7月の月間打率は1割5分9厘。「ここを頑張って乗り切らないと」と復調にも懸命だ。

状態やデータに左右されない「みやくれ」の絆。有言実行の時だ。(長田 亨)

 宮城が大型連勝の架け橋になると誓った。この日の楽天戦(ほっと神戸)が中止となり、18日のロッテ戦(ZOZO)にスライド登板。23年には雨で3度、先発を流しているエースは「こればかりは仕方ないですね」と苦笑いした。チームトップの防御率2・35を記録しながら、まだ3勝(3敗)。チームは3連敗を止めたばかりで「先発の仕事をして、チームにまた勢いをつけたい」と19日以降の九里、曽谷、エスピノーザへつなぐ心意気だ。

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