◆第107回全国高校野球選手権広島大会▽3回戦 広島商4―2英数学館(17日・ぶんちゃんしまなみ)
広島商ナインが大きな山を乗り越えた。「いい投手と聞いていた。
8強入りした今春センバツは、準々決勝で智弁和歌山のエース右腕・渡辺颯人(3年)に8回4安打無得点に封じられた。「春夏、甲子園に出るためには、ああいうレベルの投手を打っていかないといけない」と荒谷忠勝監督(48)。スイング量を増やし、基本の徹底を行った。打席の一番前に立ったり、打撃マシンを150キロ近くに設定するなど、“藤本対策”にも手を抜かなかった。
23、24年の夏は準優勝。あと一歩のところで涙をのんできた。「あの経験はもうしたくない。自分が中心となって、これからの試合も一戦ずつ勝っていきたい」と西村。春は2回戦で敗れ、ノーシードで迎えた今夏。6年ぶり24度目の聖地へ一気に駆け上がる。