◆大相撲 ▽名古屋場所5日目(17日、IGアリーナ)

 新小結・欧勝馬(鳴戸)が初白星を挙げた。西前頭筆頭・若元春(荒汐)との押し合いから、相手が出てきたところをはたきこんだ。

初日からの連敗を4で止め「流れで決まった。体が動いたので良かった」と、ホッとした表情を浮かべた。

 三役として初めての白星にもなった。「普通です。当たる相手が変わったわけでもない。(三役で)勝ったからうれしいとかはない」。ただ、当初は番付が上がって取組時間が遅くなり、会場入り後の待ち時間が長くなるなどの環境の変化に戸惑いもあったという。

 28歳は場所を過ごす中で、部屋宿舎を出発する時間やアップのタイミングを変えるなど工夫。「それが相撲に影響しているのかは分からないけど、慣れてきた」と明かす。序盤戦は1勝4敗と黒星先行となったが「まだまだ。(15日間の)3分の1なので」と気合を入れ直した。

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