◆バレーボール ▽ネーションズリーグ(NL)男子千葉大会 日本3―2アルゼンチン(17日、千葉ポートアリーナ)

 1次リーグ2連勝に挑んだ世界ランク5位の日本が同8位のアルゼンチンに土壇場からの大逆転勝ちを飾った。

 対戦成績で4連勝中だった相手に第1セット(S)を23―25で落とすと第2Sも23―25で奪われたが、ここからが真骨頂。

第3Sを25―21で奪うと、第4Sも25―23で連取。ファイナルセットも15―13で辛勝した。

 21年東京五輪銅メダルのアルゼンチンを相手に序盤からリードを許す展開。主将の石川祐希(ペルージャ)や高橋藍(サントリー)のスパイク、ブロックで攻め続けたが、一進一退の攻防にネットも沸騰。試合中にはX(旧ツイッター)のトレンドワードで「アルゼンチン」の6文字が急浮上。

 ハラハラドキドキの展開に試合中もファンの「今日もヒヤヒヤする マジでみてられないー」、「厳しいなあ あとちょっとなんすけどねえ」などの声の一方、第3、4S連取時には「日本に流れがきたぁぁぁ!!反撃開始だ 頑張れ日本」、「面白くなってきましたよ~」、「取り戻した!すごい! がんばれ!にっぽん!」、「めちゃくちゃ面白い展開!熱いぞ男子バレー!」と大きな盛り上がりを見せた。

 そして突入したファイナルセットを15―13の激闘の末奪い、辛勝すると、ネットも沸騰。「やばい 激アツすぎる 0―2からのフルセット勝ちサイコー!」、「アルゼンチンに大逆転勝利!!! やったー!! やっぱ男子バレー面白い」、「2セット終わった時、あー、今日はダメかなと思ったら。すごい~ ちょっと叫びすぎて喉枯れた」、「フルセットまで持ち込んで勝てるってのは 今までよりかなり進歩した!」などの声が殺到した。

 今季就任したロラン・ティリ監督体制が5月に始動。藍ら昨夏のパリ五輪に出場した主力は別調整し、今月5日の沖縄での直前合宿で合流していた。

 昨年大会銀メダルの日本は世界ランク5位で第2週を終えて5勝3敗の4位につけていた。

早ければ2連勝で開催国と上位7チームによる決勝大会(中国)進出が決まる形だった。

 ◆ネーションズリーグ 男子は1990年からのワールドリーグに代わる大会として2018年に新設した国際大会。18チームが参加し、2組に分かれて3週で1次L計12試合を行う。勝ち点は3―0、3―1で3点、3―2で2点、2―3で1点、1―3、0―3で0点。開催国と上位7チームが決勝大会(30日~8月3日、中国・寧波)に進む。昨年大会で日本は男女ともに銀メダルを獲得している。

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