◆米大リーグ ドジャース―ブルワーズ(18日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が18日(日本時間19日)、後半戦初戦の本拠地・ブルワーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1点を追う6回1死一塁の3打席目は、一ゴロに倒れた。一塁走者として残ると、続くベッツの打席で二盗を成功。

盗塁は7月2日(同3日)の本拠地・ホワイトソックス戦以来今季13個目の成功だったが、送球が腹部にワンバウンドながら直撃して表情をゆがめてヒヤリとしたが、トレーナーが駆けつけるも大事には至らなかった模様だ。

 ブルワーズの先発は、クイン・プリースター投手(24)。メジャー3年目で昨季までは2年連続3勝止まりだったが、今季はすでに18登板目(うち先発13)で、試合前の時点で7勝2敗、防御率3・55の成績を残し、一気にブレイクしている右腕だ。大谷は初対戦だった。初回先頭の1打席目は、フルカウントから7球目のカットボールを捉えられず空振り三振。その後もベッツ、フリーマンと3者連続三振を喫した。両軍無得点3回2死走者なしの2打席目は、初球の外角シンカーに反応したが三ゴロに倒れた。

 前半戦は97試合のうち、父親リスト入りした4月の2試合を除く95試合にスタメン出場した大谷。リーグ最多の32本塁打を放ち、60打点、打率2割7分6厘、12盗塁の活躍を見せて、投手でも5登板で防御率1・00と完全復活へ順調に前進し、チームも地区2位のパドレスに5ゲーム差で首位を走っている。15日(同16日)にはオールスターに出場して2打数1安打。2日間の休養を経て後半戦初戦を迎えた。後半戦初戦で本塁打を放てば、メジャー8年目で初めてとなる。

 試合前にはロバーツ監督が次回登板を21日(同22日)の本拠地・ツインズ戦と発表。3イニングが予定される3日後の登板へ向けてキャッチボールで調整し、終了後にはオールスターでチームメートだった23歳の新怪物右腕・ミジオロウスキーとハグを交わしていた。

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