7月19日の福島4R・2歳新馬(芝1200メートル=16頭立て)は、先行集団の後ろにつけたコックオーヴァン(牝2歳、美浦・伊藤伸一厩舎、父ウインブライト)が直線で抜け出してデビューVを決めた。勝ち時計は1分12秒3(良)。
津村明秀騎手が返し馬で感じた特徴を生かす好騎乗だった。道中は無理することなく前に壁を置き、直線で危なげなく脚を伸ばした。最後は流す余裕を見せての完勝に鞍上は「返し馬からいい馬だと思ったが、間違うと引っかかる可能性があると思った。馬の後ろで上手に競馬をしてくれたし、抜け出してからも、しっかりと走ってくれた。今後の上積みもある」と高評価した。