◆第107回全国高校野球選手権宮城大会 ▽3回戦 仙台育英2-0柴田(19日・石巻市民)

 秋・春の県大会を制している仙台育英が柴田に2-0で快勝。準々決勝進出を決めた。

プロ注目の最速145キロ左腕・吉川陽大(3年)は7回から2番手で今夏初登板。3回を無失点に抑えた。

 0-0で迎えた4回、内野安打と四球から無死一、二塁のチャンスを作ると、4番・川尻結大捕手(3年)が2点適時二塁打を放ち先制に成功。

 先発・梶井湊斗(2年)は140キロ前後の直球にカーブ、スライダーを交え6回2安打無失点、7奪三振の好投。吉川も最速141キロの直球とカットボール、スライダー、カーブなどを駆使し、3回を1安打無失点、4奪三振。完封リレーを完成させた。

 この日はバックネット裏に阪神、DeNA、中日、ロッテなどNPB複数球団のスカウトが集結。投球を見守った。

 中日・岡野スカウトは梶井を「制球が良く、安定感がある。これからが楽しみな投手」と評価した。吉川についても「直球、スライダーのキレがいい」と高評価。充実した投手層で、今夏を突き進む。

(古澤 慎也)

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