◆バドミントン ▽ジャパン・オープン 第5日(19日、東京体育館)
女子シングルス準決勝が行われ、史上最多5度目の優勝を狙った世界ランク3位の山口茜(再春館製薬所)が同2位のワン・ツィーイ(中国)に15―21、18―21で敗れた。コートを引き揚げる際には悔しさをにじませ、「チャンスがあったし、ほかの大会とは声援の色が違う。
第1ゲームは序盤から相手にペースを握られた。5―11とされたところで、積極的なスマッシュを展開。前後に羽根を打ってくる相手にも、必死に食らいついた。第2ゲームは「あまり緩急のないラリーで相手に主導権を握られた。そこを自分からスピードを上げてラリーを展開させることができた」。長いラリーを繰り広げ、体を張ってシャトルを拾い続けた。終盤にはリードを奪ったものの、わずかに及ばなかった。
ジャパン・オープンはこれまで11度出場し、4勝を挙げていた。「特別な大会」と位置づけ、今年は史上初の5勝目を狙っていた。「相性もあるかもしれないが、自分の中でいいプレーができる大会。今日は負けてしまったけど、楽しみつつ試合ができた」とこの大会への思いを語った。