◆米大リーグ ドジャース0―2ブルワーズ(18日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースは、大谷翔平投手(31)が「1番・指名打者」で先発出場した後半戦初戦の本拠地・ブルワーズ戦を落とした。ブルワーズには敵地で戦った7月7~9日(同8~10日)にも3連敗を喫しており、これで難敵には4連敗となった。

大谷は4打数ノーヒット、1盗塁も送球が腹部に直撃してヒヤリとする場面があった。

 ブルワーズの先発は、クイン・プリースター投手(24)。大谷は初対戦だった。初回先頭の1打席目は、フルカウントから7球目のカットボールを捉えられず空振り三振。両軍無得点3回2死走者なしの2打席目は、初球の外角シンカーに反応したが三ゴロに倒れた。

 1点を追う6回1死一塁の3打席目は、一ゴロ。一塁走者として残ると、続くベッツの打席で二盗を成功させた。盗塁は7月2日(同3日)の本拠地・ホワイトソックス戦以来今季13個目の成功だったが、送球が腹部にワンバウンドながら直撃して表情をゆがめてヒヤリとしたが、トレーナーが駆けつけるも大事には至らなかった模様だ。プリースターには6回3安打で得点を奪えず10三振を喫して攻略できなかった。

 ド軍の先発グラスノーは3月31日(同4月1日)の本拠地・ブレーブス戦以来となる2勝目を目指したが、両者無得点の5回1死二塁の場面で8番・ダービンに左翼線適時二塁打を浴びて、先制点を献上。さらに7回には2番手右腕イエーツもダービンに中越えの5号ソロを被弾し、リードを2点に広げられた。

  2―0の9回には4番手右腕トリビノが、先頭パーキンスに三塁へのセーフティーバントで出塁を許すと、1死からオルティスに左前二塁打で二、三塁のピンチ。

5番手左腕バンダにスイッチ。チュラングの遊ゴロをベッツがホームに素早い送球で本塁タッチアウトとした。さらに2死二、三塁として2番コントレラスは、遊ゴロで無失点で切り抜けた。

 試合前にはロバーツ監督が大谷の次回登板を21日(同22日)の本拠地・ツインズ戦と発表。3イニングが予定される3日後の登板へ向けてキャッチボールで調整し、終了後にはオールスターでチームメートだった23歳の新怪物右腕・ミジオロウスキーとハグを交わしていた。

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