歌舞伎俳優・中村獅童の長男で7歳の中村陽喜と次男で5歳の中村夏幹が19日、東京駅八重洲地下街の東京みやげセンターで公式アンバサダーを務める「江戸祭人形焼」(株式会社ショウエイ)の手渡し会を行った。
開始前から行列ができる人気ぶりで、浴衣に公式アンバサダーのタスキをかけた2人が登場すると「かわいい!」と歓声が響いた。
2人は昨年6月に歌舞伎座で行われた「六月大歌舞伎」夜の部「新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎(しんさらやしきつきのあまがさ さなかやそうごろう)」の丁稚(でっち)役で初舞台を踏み、歌舞伎俳優として将来が期待されている。現在は父の獅童が出演する東京・新橋演舞場の歌舞伎「刀剣乱舞 東鑑雪魔縁(あずまかがみゆきのみだれ)」(27日千秋楽)に夢中になっている。舞台観賞はもちろん、付き人の見習いも経験しているという。
報道陣から目標とする歌舞伎俳優を質問されると、2人は「尾上松也さん」と声をそろえた。歌舞伎「刀剣乱舞」を企画し、三日月宗近役で主演して演出も手掛ける松也にすっかり魅了されているようだ。
この日、ファンに手渡した「江戸祭人形焼」は、2人が味の提案をした、いちご味を含む新商品。包装紙には2人の写真もプリントされている。