横浜FMが19日、J1第24節の名古屋戦(20日・日産スタジアム)に向けて横須賀市内で全体練習を行った。

 7月5日の横浜FCとのダービーで1―0で勝利し、最下位ながら18位横浜FC、19位新潟との勝ち点差は1に迫った。

 名古屋戦で連勝を飾れば、4月20日の浦和戦(1●3)で最下位に転落して以降、初めて最下位から脱出する可能性がある。

 中断期間中にJ2いわきから加入したFW谷村海那が全体練習後に取材に応じ、横浜FMでのデビュー戦に向けて「正直、緊張してます。サポーターも多いですし、初めての緊張になると思います」と率直な思いを明かしたが、「(初のJ1で)未知なので、出来ることを全力でやって、きっかけをつかめたら。守備の強度であったり、裏抜けだったり、ゴール前に常に入っていく。そのプレーだけでチームは助かると思うので、それを何回も繰り返してやりたい」と決意を示した。

 残り15試合での目標を聞かれると「10(得点)頑張ります!」とストライカーらしく堂々のゴール量産を宣言。大島監督も「ボックス内で最終的に決める、クロスに合わせられる選手。そこが一番のストロング。そういう部分は合流してからすぐに見せてくれてますし、得点を期待しています」と話す。昨季J2で全38試合に出場し、リーグ2位の18得点。今季も開幕から全22試合の出場で8得点をマークしてきたストライカーが、名門クラブの救世主となる。

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