◆バスケットボール 男子国際強化試合 日本代表 69―64 デンマーク代表(19日、千葉・ららアリーナ東京ベイ)

  アジアカップ(8月、サウジアラビア)に向けた強化試合が行われ、世界ランク21位の日本代表は同59位のデンマーク代表に69―64で勝利し、強化試合の連敗を2で止めた。

 平均年齢24歳の若手主体のチーム編成で挑んだ日本は、ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)、ジェイコブス晶(フォーダム大)、金近廉(千葉)、韓国戦を欠場した吉井裕鷹(三遠)、テーブス海(A東京)が先発でスタートした。

 第1クオーター(Q)は、スタートから相手に立て続けにシュートを決められ0―6とリードを許すが、テーブス、吉井が3点シュート決めて追いつくとその後に逆転。山崎一渉(ノーザンコロラド大)がダンクを決めるなど17―14とリードした。

 第2Qは、序盤からシュートミスが重なり1点差まで詰め寄られた。左隅からホーキンソンが3点シュートを決めるなどして引き離しにかかったものの、高さに勝る相手にリバウンドを拾われ失点し、逆転された。結局、劣勢のまま流れを取り戻せず26―30で折り返した。

 第3Q。33―36金近が3点シュートを決め同点。その後もゴール下で相手のミスを誘って連続でフリースローを得てこれを決めて逆転し、差を広げた。流れをつかんで44―41。

 勝負の第4Qは、いきなりホーキンスが決めて5点差をつけるとテーブスが3点シュートを2本決めるなど突き放して最大10点差をつけた。最後は相手の粘りにあって3点差に詰め寄られるシーンもあったとはいえ、テーブスが流れを止める3点シュートを決め寄せ付けない。そのまま69―64で勝利を手にした。

 11、13日の韓国代表戦は、守備でほころびを見せ2連敗を喫し、課題を残したが、しっかり修正してきた。20日のデンマーク代表戦がアジア大会本戦前の最後の強化試合となる。

編集部おすすめ