◆第107回全国高校野球選手権大会 西東京大会 ▽4回戦 早実23―0石神井=5回コールド(19日・昭島)
昨夏の優勝校・早実が石神井に圧勝した。1回2死一、二塁、山中晴翔捕手(3年)が右越えに2ラン本塁打を放つなど初回から6点を獲得し、3回には打者一巡16人の猛攻で11点を奪った。
「思ったようなピッチングができなかった」長身197センチ、最速145キロの右腕・浅木遥斗投手(3年)が「9番・投手」として先発。3回1安打5奪三振。「スライダーと直球のコントロールが安定しなかったので、ランナーを出してしまった」
先発を言われたのは17日。準備はしていた。朝食は牛丼を食べて試合に挑んだ。「四球を出さないように投げようという気持ちでいたんですけど、あまりいいピッチングができなくて準備不足だったな」と2四球を与えたことを反省。
入学時より球速が20キロ以上速くなった。「筋トレなどをし体重が増えたのでその分速くなった」と浅木。さらに、早実、早大、JX-ENEOS、米独立リーグでも活躍した外部コーチ・内田聖人さんの存在も大きかったという。基本的に週2回、指導を受け、話も聞いてもらったという。
試合前、母・加奈子さんは「チームに迷惑をかけないようにやってくれたら」と本人に伝えた。