俳優の柳葉敏郎が19日、都内で行われた「『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』Blu―ray&DVD発売記念イベント~真夏の合同捜査会議~」に登壇した。
大ヒットシリーズ「踊る大捜査線」で、柳葉敏郎演じる人気キャラクター・室井慎次を主人公に描く2部作。
柳葉は「もう室井慎次とは関わらないと思っていたのですが、またこうして(イベントを)やらせていただいております」とあいさつ。本広克行監督と、プロデューサーの亀山千広氏とともにトークを展開した。
同作で12年ぶりに室井を演じた柳葉は「そもそもやる気のなかった仕事だった」としながら「(同作で)『やってくれてありがとう』という言葉をもらって、やってよかったなと思った」と改めて語った。
本広監督は「(柳葉と)亀山さんと大げんかしていた。やるやらないで。このふたりは仲良いんだなと。ののしりあってました」と明かした。亀山氏も「(柳葉が)首を縦に振るのには1年かかりました」と振り返り、「室井慎次は柳葉敏郎しかできない」と言い切った。
シリーズの最新映画「踊る大捜査線N.E.W.(読み=エヌ・イー・ダブリュー)」が2026年に公開されることが発表されている。
室井の話の流れから本広監督が「(室井は)生きていますからね…」と切り出すと、柳葉は慌てた様子だったが、監督が「青島(俊作)君の心の中に」と続けると安堵(あんど)した様子で「もういいから!次(のトーク)続けよ」と話を遮った。
観客からも質問を受けた柳葉。
さらに、別の観客から自身の人生に影響を与えたものについて聞かれた柳葉は「室井と知り合って、柳葉敏郎の人間形成に影響があった。(室井は)親友のような存在感がある。彼の考え方ややり方がいいと思うことも、違うだろと思うこともある。室井と知り合って、柳葉の人生観の糧になったと思う」と話した。
観客が次作について「期待したい。次作にどう関わっていただけるのか。柳葉さんのお気持ちを聞きたい。」と言うと、柳葉は「俺はもうだって、永眠だもんなあ」と返し、「皆さんと同じ気持ちで次作がとっても楽しみでしょうがない。踊るの大ファンでいたい。室井はいなくなりましたが、踊るシリーズは永久に不滅です」と続けた。
亀山氏は「今、決定稿に近い本打をやってる。