◆陸上 ホクレンロングディスタンス 最終戦(19日、網走市営陸上競技場)
男子5000メートルB組で、3000メートル障害の日本記録保持者・三浦龍司(スバル)が13分28秒28で日本人トップの2位だった。1位は13分26秒70で創価大のスティーブン・ムチーニ(3年)。
三浦は11日のダイヤモンドリーグ第10戦(モナコ)で8分3秒43をマークし、自身が2023年に出した日本記録を6秒48も更新。五輪2連覇中の王者、スフィアヌ・バカリ(モロッコ)に0秒25まで迫る快走で2位に入った。今大会は8日後の連戦。序盤から海外選手の集団に確実につき、日本勢トップで走行。最後まで冷静に走り、2着でフィニッシュした。
レース後は「ここからレースもあきますし、鍛錬期に入るので、いったん刺激を入れるという意味で出場しました」と位置づけを明かし、東京世界陸上(9月13日開幕)へ「世界陸上も近づいてきましたし、調子が上がってきていると感じます。国立競技場で、皆さんにメダルが見せられるような走りがしたいです」と言葉に力を込めた。
◇三浦 龍司(みうら・りゅうじ)2002年2月11日、島根・浜田市生まれ。23歳。陸上は小学1年から。京都・洛南高卒。順大で箱根駅伝に4年連続出場。