◆大相撲 ▽名古屋場所7日目(19日、IGアリーナ)

 新入幕の東前頭14枚目・草野(伊勢ケ浜)が東前頭17枚目・琴栄峰(佐渡ケ嶽)をすくい投げで下し、6勝1敗とした。立ち合いはこの日の朝の時点では「思い切り突っ込んでいこう」と決めていたが、土俵に立った感覚で「思ったより足が出ないな」と変更。

相手の変化も頭に入れながら出方を見て当たり、左おっつけから右を差してすくい投げで仕留めた。

 自身の1つ前の取組で全勝だった御嶽海(出羽海)が敗れたが、「集中していたので」と意識はしなかったという。1敗でトップと並んだことにも「気が早いですよ。まずは勝ち越したい」と苦笑い。ただ、新入幕で白星を重ねる24歳に周囲の期待も高まっている。九重審判長(元大関・千代大海)は「草野は相撲の天才でしょう。技術的には三役クラス。勝っていけば上位と当たる。あとは精神的なものだけ」と絶賛した。

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