7人組ボーイズグループ「NEXZ(ネクスジ)」が19日、初の日本武道館公演を開催した。6月から初の全国ツアーとして15都市を巡っており、同所での東京公演は18日からの2日間で、計1万8000人が集結。

この日は16日にリリースした新EPの表題曲「One Bite」など全20曲をパフォーマンスした。

 武道館を黄色い声援で包み込んだ。初めて立つ歴史あるステージにHARUは「すごく幸せで感謝の気持ちでいっぱいです」としみじみ。客席からは何度も「NEXZ!」の声が上がり、YUKIは「めちゃめちゃ幸せもんやなと思います」と大粒の涙を流した。

 7人はNiziUを輩出したオーディション企画「Nizi Project」から誕生し、昨年にデビュー。所属する韓国のエンターテインメント事務所「JYP」としてはStray Kids以来6年ぶりとなるボーイズグループで、グラミー賞を主宰する音楽団体「ザ・レコーディング・アカデミー」からは「2025年注目すべきK―POP新人アーティスト」に選出された。

 デビューから約1年がたち、YUは「考え方とパフォーマンスが成長した」とうなずく。「別々の地域で過ごした7人がこうやって集まって話したり、会議をするにつれてそれぞれの意見だったり考え方を吸収することができた。パフォーマンスに関しては、最初は緊張してどうしたら良いんだろうってガチガチだったけど、今は舞台を楽しむことができている」。経験を積む度にステップアップを遂げている。

 今後について、リーダーのTOMOYAは「夢はドーム公演だったりアリーナツアー。スタジアムも格好良いなと思いますし、大きな会場でできる日が来たら良いなと思っています」と高みを見据える。

約3か月間にわたる今ツアーもこの日が折り返し地点。さらなる飛躍に向けて、まずは最後までツアーを駆け抜けることに全身全霊を注ぐ。(松下 大樹)

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