19日に行われた夏の小倉開催の名物レース、9R・ひまわり賞(2歳オープン、九州産限定)は、3番人気でニューイヤーズデイ産駒の牝馬、アンヘリータスが快勝した。デビューから2連勝で、世代最初のオープン勝ちを挙げた。
発馬を決めて、スムーズに先行。道中は2番手で収まり、リズム良く脚をためた。4角にかけて促されて、先頭で直線へ。後続も追い上げたが、残り約100メートルからもうひと伸びして差を広げ、2着ダイチノナポリに1馬身差でゴールした。
新馬戦は3馬身差で逃げ切ったが、首を振る場面があるなど、幼さも見受けられた。今回は一転して正攻法で、折り合いも改善。初戦から手綱を執る川田は「新馬戦とここと両方、しっかり勝ち切ったことが素晴らしいです。よく頑張りました」と評価した。
吉村調教師は「今日はしっかり追われて、びっしりした競馬をしてくれたので、またさらに良くなると思います。一回使ったことが、いいふうに出ました」と笑み。今後については、「放牧に出して、成長を促します。いい休みになると思います」と見通しを語った。