◆明治安田J1リーグ▽第24節 FC東京3―2浦和(19日・味スタ)
浦和はクラブW杯後、約7週間ぶりのJ1リーグとなるFC東京戦に2―3と敗れた。1次リーグ3連敗で終えたクラブW杯では3試合で計9失点を喫したが、この日も失点が止まらず。
今夏に新加入したFW小森飛絢が初先発したこの試合。前半6分、FC東京の日本代表DF長友佑都のクロスから、MF遠藤渓太に先制点を許した。しかし同20分、相手陣内でのこぼれ球回収から押し込み、最後はゴール正面でのデュエルを制したボランチの安居が右足でミドルシュートをねじ込んで同点に。さらに同20分、左サイドのMFサビオがアウトサイドで左奥のスペースに送ると、元浦和で今夏FC東京に加入したDFショルツが転倒した隙に渡辺が抜け出して決定機に。渡辺は右足でニアサイドを打ち抜き、今季7点目のゴールで勝ち越しに成功した。
ところが後半22分、FC東京FWマルセロヒアンに決められて同点に。ゴール前で背を向けてパスを受けたヒアンに対し、DFボザが寄せたが、反転からシュートを許すと、これがDF石原に当たってコースが変わり追いつかれた。さらに同43分、ゴール前の混戦からFC東京のFW仲川に押し込まれて3失点目。スコルジャ監督がベースとしてきた守備が崩れ、痛い敗戦となった。