Aぇ!groupの小島健(26)が、中村アン、小澤征悦がダブル主演するテレビ朝日系連続ドラマ「こんばんは、朝山家です。」(ABCテレビ制作、日曜・後10時15分)で、療育センターの職員・陸先生を好演中だ。このほど、スポーツ報知の取材などの取材に応じ、作品への思いを語った。

 足立紳氏の日記「後ろ向きで進む」が原案のホームドラマ。キレる妻(中村)と残念な夫(小澤)が家族の難題を切り抜けていくホームドラマ。陸は2人の息子・晴太(嶋田鉄太)が通う施設の職員。発達障がいの特性から、学校になじめない晴太が心を許す存在でもある。

 大学で教育学部に通っていた小島にとって念願の教師役。専門は初等教育だったが「特別支援の授業も一緒に受けていたので(子どもとの)接し方は役に立ちましたね」と振り返った。

 高校の恩師、大学の友人に相談し、役作りした。役の設定が自身と同じ26歳だと伝えると「若さと勢い」というアドバイスを受けた。「変にベテランぶらない。(生徒と)年齢が近いから、話のネタとかも合うし、生徒とすぐ溶け込みやすい」と現場のリアルな声にも耳を傾けた。

 本作出演は「とりあえず(教員)免許を取っておけ」と進学を後押ししてくれた家族への恩返しにもなった。在学中にグループ活動を始めたため、教育実習に行けず、結果的に資格が取れなかったから。

今作への出演を家族に報告すると「役ですけど、先生ができるというのもあって喜んでくれました」。自らも出演をきっかけに「(教員免許を)取りたいなという思いが強くなった」と教員免許取得への意欲も見せた。

 今後演じてみたい役柄には「生徒もやりたい。1歳でも若いうちに(笑)。学園ものでしかない青春があると思う」と熱望していた。(中西 珠友)

 〇…小島は、来年5月末で活動終了を報告した事務所の先輩「嵐」についても語った。「嵐」は「生活の一部」だったといい、学校行事では大野智が主演した日本テレビ系「怪物くん」(2010年放送)の劇を行ったという。「僕が怪物くんやりました」と回想。入所後は「ライブも見学させていただいたり、お仕事でお会いさせていただいたり」とメンバーとの交流も。「また嵐さんがそろったところを見られるのは、うれしい」と喜んだ。

編集部おすすめ