アマ球界の注目選手を紹介する「ドラフト報知」は、JR東日本の高橋隆慶内野手(23)を取り上げる。中大時代から注目されていたスラッガーは、社会人野球を経験し、確実性を身につけつつある。
* * *
高橋は身長185センチと体格に恵まれた右打ちの長距離砲で、昨年9月に中国で行われたU23W杯では「5番・三塁」で優勝に貢献した。社会人野球では通算18発。「今年のドラフト候補では、立石(創価大)に次ぐパンチ力を持っている」とのスカウト評もある。
中大4年時にプロ志望届を提出したものの、指名漏れ。社会人でもまれ、確実性を身につけた。「全くダメという試合がなくなりました。社会人では、まずボールを捉えないと話にならない。コンタクトすれば長打になるというイメージになれたのがよかった」と手応えを口にした。
中大の強打者は近年、牧(DeNA)、森下(阪神)がドラフト上位でプロ入りして、チームの主軸になっている。高橋は「同じ右打者。見習いたいし、目標にしたい」と背中を追う。
4日の都市対抗野球東京都予選の第4代表決定戦。
◆高橋 隆慶(たかはし・たかのり)2001年12月21日、茨城県生まれ。23歳。明秀学園日立では甲子園出場なし。中大では2年春から通算70試合に出場し、打率2割6分7厘、4本塁打。185センチ、88キロ。右投右打。