◆明治安田J1リーグ▽第24節 FC東京3―2浦和(19日・味スタ)

 浦和はクラブW杯後、約7週間ぶりのJ1リーグとなるFC東京戦に2―3と敗れた。1次リーグ3連敗で終えたクラブW杯では、インテルなど世界の強豪に対して3試合で計9失点を喫したが、この日も失点が止まらず。

前半はMF安居、渡辺のゴールで2―1とリードして折り返したが、後半に2失点を喫して逆転を許した。アウェーで悔しい敗戦を喫し、J1リーグ再開で好スタートを切ることができなかった。

 浦和のスコルジャ監督は、3失点の要因について「クラブW杯を終えてから、ローディフェンス(低いDFラインで守る守備)は練習してきましたし、そこが今日の強みとなると思っていました。しかし、うまく(マルセロ)ヒアンを抑えることができませんでした。特定の選手を名指しして、よくなかったと言いたくはありません。2失点目はボザが近くにいたので、もう少し寄せることができたかもしれませんけど、中盤の選手がそこに行くことも必要。ボザのアグレッシブさが足りなかっただけでなく、DFラインと中盤がよりコンパクトに守らないといけない」と振り返った。

 また、指揮官は「言い訳はしたくありませんが、我々にとって(クラブW杯後)4週間ぶりの試合で、夏場の初戦。両チームを比較すると、特に後半の体力に違いがあったと思います。アグレッシブさ、ダイナミックなパワーに欠けていて、チャレンジは9割5分負けていた」と続けた。試合勘の欠如やゲーム体力の問題点も挙げ、中3日で迎える湘南戦(23日・埼スタ)での修正を誓っていた。

編集部おすすめ