◆明治安田J1リーグ▽第24節 FC東京3―2浦和(19日・味スタ)
FC東京は前半6分に、日本代表DF長友佑都の左足クロスからMF遠藤渓太が頭で先制ゴールも、前半のうちに逆転を許した。その後、後半22分に再び長友のクロスからFWマルセロヒアンに同点弾が生まれ、最後は後半43分に混戦からFW仲川輝人が劇的な決勝ゴールを奪って逆転勝ちした。
松橋力蔵監督は「最後まで諦めることなく戦ってくれた選手、我々をサポートしてくれている皆さんのおかげで勝つことができ、うれしく思う」と満足げに話した。1―2となったハーフタイムには選手たちに、前半にチャンスを生かせなかったことを受け、「(ゴール前で)結果を出せと強く伝えた」と明かし、「舞台が整っただろ。前回、我々がどういうやられ方をしたのか」と選手を鼓舞したと語った。指揮官は「リベンジとかやり返すとか、(普段は)そういう言葉をあまり使わないが、ここでは言わせてもらう。絶対にやり返すぞ、最後が我々が笑って終わるぞ」とゲキを飛ばしたと語り、逆転で応えた選手たちをたたえた。
長友がヒーローインタビューで「前回(浦和に)やられたので、自分たちの意地を見せたかった。FC東京の魂を見せられた」と言えば、1得点の遠藤も「ちゃんとひっくり返して、試合に勝てたというのはチームとして良かった」と安どしていた。