◆新日本プロレス「G1 CLIMAX 35」(19日、北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる)観衆2579人
新日本プロレスは19日、札幌・北海きたえーるで“真夏の最強戦士決定戦”「G1 CLIMAX 35」の開幕戦を行った。
Bブロック公式戦でIWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.が極悪軍団「H.O.T」の成田蓮と対戦した。
試合は成田がラフファイトと徹底したヒザへの攻撃で優位に立つと最後は急所蹴り、ダブル・クロス、地獄の断頭台で勝利した。
IWGP世界王者が開幕戦で敗れる大波乱。主役に立った成田は「オイ、どうしたチャンピオン。余裕ぶっこいてんのか? そんなんだからな、初戦落とすんだよバカヤロー。そのベルトな、持っていいの
は俺だけなんだよ、バカヤロー」と不敵に言い放った。
敗れたザックは「氷のうはどこだ?」とうめくと「デモマダワカラナイ。いい気分じゃないのは確かだ!俺の脚はトロンボーン製だ! ブッブー!違う、そんな気分じゃない」と憤慨した。
そして「俺はこの会社の若いヤツら全員に対して、もっと本気を出せと言ってきた。このIWGP 世界ヘビー級王者である俺の『G1』初戦相手が”レンレン”になることは予想もしてなかった。毎年俺は無敗で優勝を目指すと言ってきて、自分でもあまり
できるとは信じてなかったけど、それが起こりうるとすれば、無敗の9勝0敗でブロック
を出られるとしたら、今年だと思ってた。
でもレン、驚いたよ。この後お前の『G1』がどうなるか、お手並み拝見だ。
今年のG1は、10選手がA・Bの2つのブロックに分かれてリーグ戦を行う。公式リーグ戦はすべて30分1本勝負で全ての勝ちは2点、全ての負けは0点、全ての引き分けは両選手1点、無効試合は両選手0点。各ブロック1位は8・16有明アリーナの準決勝戦に進出する。
8・14後楽園ホール大会でAブロック2位とBブロック3位が、Bブロック2位とAブロック3位が時間無制限1本勝負で決勝トーナメント進出決定戦を行う。
8・16有明でA1位がB2位対A3位の勝者と、B1位がA2位対B3位の勝者と、時間無制限1本勝負で準決勝戦を行い、勝者が8・17有明大会で時間無制限1本勝負の優勝決定戦を行う。
公式リーグ戦で1位と2位と3位の選手が同点の場合はリーグ戦の直接対決の勝敗で順位を決定。3位の選手が複数で直接対決の優劣がつかない場合はトーナメント出場者決定戦(ルールは状況に応じて決定)を行う。
「G1」エントリー選手は以下の通り。
◆Aブロック
ボルチン・オレッグ
上村優也
辻陽太
デビッド・フィンレー
EVIL
SANADA
棚橋弘至
大岩陵平
タイチ
カラム・ニューマン
◆Bブロック
エル・ファンタズモ
海野翔太
鷹木信悟
ザック・セイバーJr.
グレート―O―カーン
ゲイブ・キッド
成田蓮
KONOSUKE TAKESHITA
ドリラ・モロニー
YOSHI―HASHI
◆7・19札幌大会全成績
▼第1試合 『G1 CLIMAX 35』Bブロック公式戦30分1本勝負
○YOSHI―HASHI【1勝=2点】(4分45秒、頂狩)鷹木信悟【1敗=0点】●
▼第2試合 同Aブロック公式戦30分1本勝負
○“キング・オブ・ダークネス”EVIL【1勝=2点】(9分02秒、Scorpion Deathlock)カラム・ニューマン【1敗=0点】●
▼第3試合 同Bブロック公式戦30分1本勝負
○ドリラ・モロニー【1勝=2点】(9分08秒、ドリラキラー→片エビ固め)グレート―O―カーン【1敗=0点】●
▼第4試合 同Aブロック公式戦30分1本勝負
○上村優也【1勝=2点】(11分03秒、カンヌキスープレックスホールド)ボルチン・オレッグ
【1敗=0点】●
▼第5試合 同Bブロック公式戦30分1本勝負
○海野翔太【1勝=2点】(11分29秒、Second Chapter→片エビ固め)エル・ファンタズモ【1敗=0点】●
▼第6試合 同Aブロック公式戦30分1本勝負
○大岩陵平【1勝=2点】(13分10秒、THE GRIP→体固め)デビッド・フィンレー【1敗=0点】●
▼第7試合 同Bブロック公式戦30分1本勝負
○KONOSUKE TAKESHITA【1勝=2点】(13分15秒、レフェリーストップ)ゲイブ・キッド【1敗=0点】●
▼第8試合 同Aブロック公式戦30分1本勝負
○辻陽太【1勝=2点】(5分11秒、ジーンブラスター→片エビ固め)SANADA【1敗=0点】●
▼第9試合 同Bブロック公式戦30分1本勝負
○成田蓮【1勝=2点】(16分14秒、地獄の断頭台→片エビ固め)ザック・セイバーJr.【1敗=0点】●
▼第10試合 同Aブロック公式戦30分1本勝負
○棚橋弘至【1勝=2点】(20分21秒、ハイフライフロー→片エビ固め)タイチ【1敗=0点】●