◆第58回ハスケルステークス・米G1(現地時間7月19日、モンマスパーク競馬場・ダート1800メートル、良)

 ブリーダーズカップのチャレンジシリーズ競走に8頭が出走し、米国3冠皆勤のジャーナリズム(牡3歳、米・マイケル・マッカーシー厩舎、父カーリン)が3度目のG1勝利。7戦連続となるウンベルト・リスポリ騎手とのコンビで、単勝1・4倍の1番人気に応えた。

レースは出足がひと息で道中は後方2番手から。徐々にポジションを上げ、最後の直線の入り口で先団を射程圏に入れると、外から力強く伸びて内で叩き合うゴスジャーとゴールオリエンテッドを差し切った。勝ちタイムは1分46秒24。

 同馬は今年4月のサンタアニタダービー、5月のプリークネスSに続く3度目のG1勝利(重賞は5勝目)。そのプリークネスSではゴールオリエンテッドと激しく接触する不利がありながらも、体勢を立て直して差し切った。ケンタッキーダービーでは1馬身半差、ベルモントSでは3馬身をつけられ、ともにソヴリンティ(牡3歳、W・モット厩舎、父イントゥミスチーフ)に続く2着に敗れていた。

 勝ち馬から半馬身差でゴスジャー(Lサエス騎手)が2着。首差でゴールオリエンテッド(Fプラ騎手)が3着に続いた。

 ハスケルSは1着賞金が60万米ドル(約9421万円=2025年JRA発表のレート1米ドル157・0245円で計算)。勝ったジャーナリズムにはBCクラシックへの優先出走権が与えられた。

 今秋のBCクラシック・米G1(11月1日、デルマー競馬場・ダート2000メートル)で大手ブックメーカーのウィリアムヒルでは、1番人気は今春のケンタッキーダービー、ベルモントSで2冠のソヴリンティでオッズは4倍。ジャーナリズムは8倍で2番人気となっている。

 昨年3着で昨年に続き参戦を予定しているフォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)は3番人気の9倍。昨年のBCクラシック覇者のシエラレオーネ、2着のフィアースネスが11倍の4番人気タイで続く。

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