◆第107回全国高校野球選手権 静岡大会 ▽3回戦 藤枝明誠6―5磐田南=延長11回タイブレーク=(19日・浜松球場)

 藤枝明誠は磐田南に6-5。サヨナラ押し出し死球で春県4強を破った。

 2番手登板したエース筒井結斗(3年)が9回1/3を3失点の粘投。5回まで0―4も、相手暴投が絡み2点差に詰め寄ると、6回に池田堂来捕手(3年)の2点スクイズで追いつき、延長11回タイブレークでの劇的勝利につなげた。

 押し出し死球を含め3打点の池田は「ミスがあったりしたので、次はきっちりした野球をしたい」と清水東戦に向け気を引き締めた。

 〇…磐田南は今春からの快進撃を支えたエース山田堅正投手(3年)が力尽きた。2試合連続の先発マウンドも疲労からか計6四死球、3暴投と制球が乱れ、8回途中4失点。4番に座ったが6打数無安打だった。試合後は「仲間に対して申し訳ない」と肩を落とした。「全てでレベルアップしていかないといけない」と、東京六大学への進学希望を明かした。

 〇…聖隷クリストファーは韮山に8-0(7回コールド)。遅球対策が実り、2試合連続コールド勝利を収めた。初回から4連打で流れをつかみ、1―0の1死一、三塁で谷口理一三塁手(3年)が中越えに2点三塁打を放つなど一気に5点を奪った。相手2投手の120キロ台の直球に対し、マシンを用いてタイミングを合わせてきた。

「前の試合で打てていなかったのでホッとした」と谷口。打線は10安打で、三振は0。次戦の市立沼津戦でも打力を発揮する。

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