日本クラブユースサッカー選手権(U―18)が22日に開幕。アスルクラロ沼津U―18が5年ぶり2度目の晴れ舞台に挑む。

 勢いに乗っている。6月の東海大会では、清水ユースを2―0で倒した。切符を懸けた最終予選での対戦は3年連続で、23年は1―4。昨年は2点先行したものの、2―4で逆転負けしており、イレブンは気合が入っていた。前線からの激しいプレスが奏功し、プリンスリーグ東海で首位を走る強敵を撃破。2得点のMF秋山陽太(ひなた、3年)は「先輩たちの分まで勝ちたかった」と振り返った。

 全国でも「攻守一体」を掲げる沼津のサッカーを貫いて勝つ。3学年32人全員が地元の東部地区出身で、吉田悟監督(54)は「あ・うんの呼吸があるんだと思います」とチームワークを強みに挙げる。清水戦も攻められる時間が長かったが、「粘り強く守れた」とMF杉山凪主将(3年)は手応えを口にした。

 5年前の先輩たちは初戦敗退。自分たちが中3だった、3年前の高円宮杯全日本U―15選手権も1回戦で敗れて「悔しい思いをしました」と主将。まずは1勝。

予選リーグを勝ち抜いて歴史をつくる。(里見 祐司)

  ◇日程 沼津は予選Cグループ(宮崎)で熊本、G大阪、東京Vと対戦。1位が26日からの決勝トーナメントに進む。県勢はジュビロ磐田U―18も出場し、Bグループ(大阪)で長野、千葉、鹿島と戦う。

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