◆米大リーグ ドジャース―ブルワーズ(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースが4点を追う3回に、相手先発の好右腕ペラルタから一挙4得点を奪う猛攻で、試合を振り出しに戻した。

 両軍無得点の3回は、先発右腕シーハンが、先頭パーキンスに右中間への安打を許すと、右翼T・ヘルナンデスが後逸して三塁打に。

オルティスに左前適時打で先制を許すと、相手の勢いを止められずに、コントレラスの2点適時二塁打と、ボーンの中犠飛でこの回は一挙4点を失った。

 だが、大谷が嫌な流れを止めた。4点を追う3回無死一塁の2打席目に、両リーグ最多11勝を挙げている先発右腕フレディ・ペラルタ投手(29)から後半戦初アーチとなる33号2ランを放った。真ん中に甘く入った90・0マイル(約144・8キロ)のチェンジアップを振り抜くと、打球速度113・9マイル(約183・3キロ)、打球角度28度で中堅左の観客席へ飛び込んでいった。飛距離は今季最長に並ぶ448フィート(約137メートル)。今季4戦4敗と苦しんでいたブルワーズ戦で目の覚めるような一発だった。

 さらに打線が続き、スミスが右安、フリーマンが四球で出塁すると、T・ヘルナンデスが右中間二塁打で1点差。無死二、三塁とすると、暴投で同点に追いついた。

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